ENDOSCOPY 苦痛の少ない内視鏡検査

当院では上部消化管(食道、胃、十二指腸)と大腸を対象とした内視鏡検査を行っています。

検査日について

上部消化管検査火曜日・金曜日の
午前中
大腸検査月曜日・金曜日

内視鏡検査のご予約・お問い合わせはお電話で受け付けています

受付時間9:00~17:00
9:00~17:00/月曜日~土曜日(祝祭日を除く)

検査の種類

上部消化管(食道、胃、十二指腸)検査

患者様の希望によって経鼻内視鏡か経口内視鏡か、いずれかで行っています。

経鼻内視鏡
経鼻内視鏡
主に食道、胃、十二指腸の病気の診断を行います。
検査後、休憩することなく帰られます。
経口内視鏡
経口内視鏡
ピロリ菌の検査を行うことが多いです。
希望に合わせて経静脈的に鎮静剤を注射して行います。
そのため、1時間程度休んでから帰って頂いています。

大腸検査

大腸検査
腸管洗浄液で前処置を行い、原則として経静脈的に鎮痛剤を投与して行います。
診断だけではなく、治療として大腸ポリープを内視鏡的に切除します。
内視鏡的にポリープを切除する場合は一泊していただきます。
当院の治療範囲を超える場合は高機能病院へ紹介します。

検査の流れ

外来で予約する時に、安心して検査を受けられるように医師および看護師から詳しく話させて頂いています。

1.予約

事前に外来を受診していただきます。
医師による診察ののち検査の予約をお取りします。
現在服用中の薬について確認します。お薬手帳をお持ち方は持参してください。
健康診断、胃がん検診での検査希望の場合は、お電話での予約が可能です。

検査日
【上部内視鏡検査(食道・胃・十二指腸)
 ~胃内視鏡検査と同じです~】
月曜日・木曜日・金曜日の午前中
【大腸内視鏡検査】
月曜日・金曜日の午後
2.前日
【上部内視鏡検査(食道・胃・十二指腸)
 ~胃内視鏡検査と同じです~】
・食事は前日の21時までに済ませてください。水分は、水かお茶で適度に取ってください。
・検査当日、朝食は取らないでください。検査の2時間前までは水かお茶の摂取は可能です。
【大腸内視鏡検査】
・食事は前日の21時までに済ませてください。水分は、水かお茶で適度に取ってください。検査の2~3日前より消化の良い食事を中心に摂取してください。
・検査当日の朝食は取らないでください。水かお茶の摂取は可能です。
3.当日受付
【上部内視鏡検査(食道・胃・十二指腸)
 ~胃内視鏡検査と同じです~】
検査予約時間の10分前にご来院ください。
【大腸内視鏡検査】
9時30分頃にご来院ください。
4.前処置
【上部内視鏡検査(食道・胃・十二指腸)
 ~胃内視鏡検査と同じです~】
・胃の中を見やすくするための薬を飲みます。
・局所麻酔をします。
(経鼻カメラ)
鼻の通りをよくするため、両方の鼻に薬を噴霧します。
通りの良い方の鼻に専用のスティックを挿入し鼻腔から咽頭部の麻酔をします。
(経口カメラ)
検査台へ横になり、口の中にゼリーを溜めて咽頭部の麻酔をします。
鎮静剤を希望の方は、点滴から鎮静剤を注入します。
【大腸内視鏡検査】
来院されてから、腸内をきれいに洗浄する下剤(モビプレップ等)を飲み始めます。
1~2リットル程度の量を2~3時間かけて飲んでいただきます。
飲み始めて1時間程で便が出始め、回数を重ねるごとに便の色が薄くなっていきます。
便が黄色の透明になったら検査可能となります。

鎮静剤は、腎・肝機能障害、アレルギー体質によって使用できない場合もあります。
鎮静剤を使用した場合、終日、車の運転はお控えください。ご来院の際は送迎をしていただくか、公共交通機関をご利用ください。
また、検査後は、仕事や用事等はしないようにし、ご自宅でお過ごしください。

5.検査
【上部内視鏡検査(食道・胃・十二指腸)
 ~胃内視鏡検査と同じです~】
検査は5~10分程度で終わります。
【大腸内視鏡検査】
午後より検査開始となります。
検査着に着替え、検査台に横になります。鎮静剤を希望の場合は、点滴をし鎮静剤を注入します。
挿入時の痛みを緩和するためのゼリーを肛門に塗布し、肛門から大腸カメラを挿入します。カメラが盲腸まで到達したらカメラを引き抜きながら腸内を丁寧に観察していきます。
検査は10~15分程度ですが、腸が長い方や腸の癒着のある場合は時間がかかることもあります。
6.検査後
【上部内視鏡検査(食道・胃・十二指腸)
 ~胃内視鏡検査と同じです~】
・医師により撮影した画像を見ながら結果説明を行い、帰宅となります。
・鎮静剤を使用した場合は、1~2時間ベッドにて休んでいただいた後に結果説明を行い、帰宅となります。
・組織検査をした場合の結果については、2週間後の受診日に説明いたします。
・検査後、喉の麻酔が効いているため、1時間後より飲食可能となります。
【大腸内視鏡検査】
・鎮静剤を使用しなかった場合、着替えをし、その後医師により撮影した画像を見ながら結果説明を行い帰宅となります。
・鎮静剤を使用した場合は、検査後1~2時間程ベッドで休んでいただいた後に着替えをし、結果説明を行い、帰宅となります。
・組織検査をした場合の結果については、2週間後の受診日に説明いたします。

鎮静剤は、腎・肝機能障害、アレルギー体質によって使用できない場合もあります。
鎮静剤を使用した場合、終日、車の運転はお控えください。ご来院の際は送迎をしていただくか、公共交通機関をご利用ください。
また、検査後は、仕事や用事等はしないようにし、ご自宅でお過ごしください。

内服薬の制限

抗凝固薬検査前から休薬することが必要です(休薬期間は薬によって異なります)
糖尿病のお薬休薬が必要です(絶食で低血糖になる可能性があるため)

事前にどのようなお薬を服用しているか必ず確認が必要です。
その他のお薬については担当医師にご相談下さい。

内視鏡検査の費用

内視鏡検査は保険の対象となります。
費用については観察だけの検査か、生検も同時に行うかによって異なります。
また保険の負担割合によっても大きく異なるため、詳しくは◯◯へご相談ください。

内視鏡検査の費用例(保険診療)
食道・胃内視鏡検査
1割負担 約2,000円
2割負担 約3,000円
3割負担 約5,000円
大腸内視鏡検査
1割負担 約2,000円
2割負担 約4,000円
3割負担 約6,000円

※上記費用には、初診料、診察料、生検を行なった場合の検査費用、投薬料などは含まれません。

よくある質問

検査内容について
  • Q.

    胃カメラが心配で怖い

    胃カメラが心配で怖い大きい理由の一つには、「胃カメラを飲むのが苦しい」あるいは「辛いに違いない」という不安があると思います。

    当院では、胃カメラ検査前に希望によって安定剤を静脈注射します。
    効き目は個人差があり、眠るようになる人や少しボーとする程度の人などいろいろな効き方をします。
    安定剤によって、必ずしも楽に検査が済むとは限りません。

    しかし、以前に安定剤を使わずに胃カメラを受けた人は、安定剤ありの検査をした場合、「以前よりは楽だった」と回答する人が多いです。
    このことから、安定剤は楽に胃カメラ検査を受けることに役立っていると考えています。

    希望によっては、鼻から胃カメラを入れて検査する方法も行っています。
    以前の調査では、安定剤を注射をしないで通常の経口胃カメラ検査を受けた人は、経鼻胃カメラの方が楽と回答した人が多くいました。
    しかし安定剤ありの場合は、必ずしも経鼻胃カメラの方が楽という回答ではありませんでした。
    今のところ、経口胃カメラの方が胃の中を観察し易いので、安定剤を注射をして、口から行う胃カメラを第一におすすめしています。

  • Q.

    内視鏡検査とは?

    内視鏡検査は、先端部分にレンズの付いた細長い内視鏡を挿入し、普段は見ることのできない身体(胃や大腸)の様子をモニターに映し出し、医師が直接目で観察、撮影できる検査です。
    胃の検査法は、胃カメラ検査、胃内視鏡検査、上部内視鏡検査などと呼称し、食道、胃及び十二指腸まで観察できます。大腸の検査は大腸内視鏡検査と呼びます。

    また、検査中に発見した病変の組織の一部を必要に応じて生検、病理検査を行います。胃がん、大腸がんは日本人の死亡原因の上位を占めています。
    そのような重大な病気でも早期に発見すれば治癒できる可能性が高いため、いかに早期発見、早期治療を行うか、内視鏡検査の役割は非常に重要です。

  • Q.

    胃内視鏡検査では経口挿入と経鼻挿入と、どちらで検査を受けたら良い?

    一般的には、経鼻挿入による方が経口挿入よりも苦痛が少ないと言われています。
    鼻腔が狭い患者さんでは挿入が難しい場合、痛みを感じたり、鼻出血することもあります。
    鎮静剤を検査前に注射して経口挿入した場合、不安の少ない状態での検査が可能です。
    一概にどちらが良いかは言えないのでよく相談の上、選択することが大切です。

  • Q.

    胃内視鏡を楽に受ける方法は?

    胃内視鏡検査が心配で怖い大きい理由の一つには、「胃内視鏡を飲むのが苦しい」あるいは「辛いに違いない」という先入観があります。
    当院では、胃内視鏡検査前に希望によって鎮静剤を静脈注射します。効果は個人差があり、眠るようになる人から少しボーとする程度の人まで様々な効き方をします。緊張していたり、不安な状態だと些細なことでも敏感に反応してしまうので、十分にリラックスすることも大切です。
    担当医師によく相談してください。

  • Q.

    大腸ポリープを取るときは痛いですか?

    内視鏡でポリープを取るときは、直接的な痛みは感じません。
    内視鏡を動かしたり、腸に空気を入れて膨らませた場合に痛みを感じることがあります。

  • Q.

    内視鏡による感染が心配、器具の洗浄はきちんと行われている?

    内視鏡の洗浄、消毒についてのガイドラインに沿って、使用毎に毎回、洗浄、消毒を行なっています。

  • Q.

    内視鏡検査とX線は、どう違う?

    内視鏡検査は、内視鏡を使って行う検査です。
    一方、X線検査は、造影剤であるバリウムを飲んで行うレントゲン検査です。
    両検査にそれぞれ長所と短所があります。
    担当医師によく相談の上選択することが大切です。

検査を受ける時期
  • Q.

    痛みや自覚症状のない場合でも、検査を受けた方が良い?

    内視鏡検査は、内視鏡を使って行う検査です。
    一方、X線検査は、造影剤であるバリウムを飲んで行うレントゲン検査です。
    痛みや自覚症状が出ている場合は、原因診断のための検査になります。
    痛みや自覚症状のない場合でも、すでにがんなどの異常が発生していることがあり、どれだけ早く異常を発見して治療するかが鍵となります。
    各種の検診、人間ドックを利用して検査を受けることが大切です。担当医師によく相談の上選択することが大切です。

  • Q.

    内視鏡検査を受けるべき年齢や頻度は?

    胃がん検診の場合では、50歳以上の人を対象として内視鏡検査を2年に1回行うことが推奨されます。
    大腸がん検診の場合では、40歳以上の人を対象として、まず便潜血検査を行い、陽性の場合は、大腸内視鏡検査が推奨されます。
    それ以外でも何らかの自覚症状がある場合は大腸内視鏡検査が推奨されます。

  • Q.

    大腸内視鏡検査は、生理中でも受けられる?

    生理中でも大腸内視鏡検査は可能です。

  • Q.

    胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査は、同日に受けられますか?

    同じ日に両方の検査を行うことは可能です。担当医師とよく相談することが大切です。

  • Q.

    胃内視鏡検査と大腸内視鏡検査は、同日に受けられますか?

    同じ日に両方の検査を行うことは可能です。担当医師とよく相談することが大切です。

内視鏡検査のご予約・お問い合わせ

お電話にて受け付けています。

受付時間9:00~17:00
9:00~17:00/月曜日~土曜日(祝祭日を除く)

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